兵庫県の斎藤元彦知事が21日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、同県の令和6(2024)年度の収支が58億円の黒字となったことを伝えた。
平成7(1995)年度以降の収支を示した棒グラフを添付。「9月議会では令和6年度決算を提出しています。実質収支は58億円の黒字となり、財政基金は174億円になる見込みです。」とした。
グラフでは平成15(2003)年度には財政基金が300万円にまで落ち込んでいたが、その後上昇。斎藤知事は令和3(2021)年8月に就任し、その後約3年半で174億円となった。
「この『県の貯金』は、災害や有事の際に県民への支援策を迅速に行うために必須です。公約目標の200億円への歩みを着実に進めています。」とあらためて目標額も提示。「県財政は震災時の巨額借金返済の影響で厳しい状況が続く中、金利上昇や景気変動による税収減など急激な収支悪化への備えとしても一定の財政基金積立が不可欠です。物価高対策や教育投資など県民の皆様への必要な施策を果断に実行しながら、将来の不測の事態にも対応できる安定した財政基盤の構築を両立させてまいります。」と伝えた。