事故は思いがけないタイミングかつ一瞬の油断で起きるもの。SNSで漫画を投稿しているさし身さんの作品『ゴム素材シューズのトラウマ』は、エスカレーターで突然起きたトラブルの恐怖を描いている。
ある日、スーパーでエスカレーターに乗っていたさし身さん。エスカレーター内では少し離れたところに小学3年生くらいの子どもが母親といたのだが、なんと子どもが履いているゴム製サンダルがエスカレーターにのみ込まれてしまったのだ。パニックになっている子どもに母親はまだ気付いていないが、どんどんサンダルはのみ込まれてしまう。
その後、子どもの状況に気づいた母親は、必死でサンダルを引き抜き大けがになることを回避した。サンダルが吸い込まれ出してから母親が助けるまでがほんの5秒程で、本当に一瞬の出来事だった。
この出来事を見てさし身さんは、恐怖から自分の子どもにゴム製サンダルは履かせられなくなったそうだ。そこで作者のさし身さんに同作について話を聞いた。
ー当時の状況をお聞かせいただけますか。
私がエスカレーターに乗ると少し離れたところにこの親子がいました。少しするとその子に異変がありました。目をやるとその子のゴム製の靴がヘスカレーターに巻き込まれていました。
まだ母親が気付いておらず、「ヤバい!」と思い私はその子に駆け寄ろうとしたと同時に母親が気付きその子の足を引っ張ります。その後、靴はズタズタに引きちぎれ、スポッと足が抜けたので、怪我もなく無事でした。
ーその他に気を付けていることなどありますか。
息子は今3歳なのですが、出かけ先でも急に走り出したりすることもあるので、絶対に目を離さない。車通りなどが激しい場所で手を繋ぐ時は手のひらと手首も必ずロックするように手を繋ぎ、一瞬で手が抜けないようにしています。
ー同作に寄せられたコメントなどがあれば教えてください。
緊急停止ボタンについてのコメントが勉強になりました。この事故があった際は気が動転してしまい、停止させればいいとすぐ判断できなかったです。このコメントを見てからエスカレーターに乗る際はボタンの位置を見るようにしています。
ー最後に読者にメッセージをお願いします!
防げる事故なので、この記事を読み少しでも事故が減ってほしいです。周りの方でゴム製シューズを使用している方がいたら、この記事を見せて注意喚起していただければ幸いです。
<さし身さん関連情報>
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