「私レベルのずぼらともなると、豆腐の水切りはこう」。そんな一言とともに投稿された一枚の写真が、SNSで大きな注目を集めた。冷蔵庫に入っていたのは、お皿の上で異様な角度に立っている豆腐の姿だ。
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一見大胆だが、効率的でユーモアあふれるこの方法に多くの人が反応。400件以上の様々なコメントが寄せられた。今回は、投稿者のうつ畑さんに話を聞いた。
ーーこのズボラ水切りスタイルは、いつ頃から実践されてますか？
うつ畑：20年くらい前からやっております。行きつけの中華料理屋のマスターから、豆腐をしっかり水切りすると麻婆豆腐がとてもお酒に合うと教えてもらったのがきっかけです。本当は、キッチンペーパーにくるんで、平皿など重りを乗せるのが正攻法なんでしょうが、洗い物が面倒くさいので、重力と豆腐自身に頑張ってもらっています。半日ぐらいかけて水切りをするのがポイントです。
ーー他にも「うつ畑流ズボラ技」はありますか？
うつ畑：これは参考にならないかもしれませんが、私はとにかくゴミ捨てが嫌い嫌いでなるべくゴミ捨てに行く回数を減らすために、シマミミズコンポスト（ミミズ堆肥箱）を設置して、生ゴミや段ボールなどを食べてもらっています。2000匹くらいいらっしゃいます。コンポストと聞くと丁寧な暮らしに聞こえるかもしれませんが、一周回ってズボラにも相性がいいと思っています。
ーーコメント欄では「ズボラじゃない」との声や、さらに上をいくズボラエピソードも寄せられていましたが、一言お願いします。
うつ畑：皿を使ってる時点でズボラじゃない→このお皿に麻婆豆腐を乗せて出します。
シンクで直接水切りしたほうがズボラ→冬は私もそうさせてもらっています。
そもそもズボラはミズキリなんてしない→麻婆豆腐以外はもちろんしていません。鍋も冷奴もサラダもパックから出して手ちぎりでやらせてもらっています。けんちん汁に至っては拳で握りつぶして入れています。安心してください。
ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。
うつ畑：たくさんの方にご覧いただけて光栄でした。
◇ ◇
投稿にはこんな声が寄せられた。
「お豆腐をこの角度で見るの初めてですがなんか可愛くて尊いです🥰」
「豆腐の……水切り……？😌」
「水を切っている時点でズボラではないです」
「未開封のヨーグルトも冷蔵庫で横にするだけで水切れますよ🤤w」
他にも、みんなが隠し持っているズボラ技や時短術が飛び交い、豆腐の扱い方をめぐって盛り上がりを見せた。
豆腐の水切りといえば、キッチンペーパーや重しを使うのが一般的だが、うつ畑さんの方法は冷蔵庫に任せるだけのシンプルなものだった。20年続けてきた知恵が、多くの人の共感を呼んだ。
今回の投稿は、豆腐をめぐる工夫やズボラ技の幅広さを映し出し、暮らしの中にある小さな工夫の面白さを教えてくれるものだった。
なお、うつ畑さんは田舎に暮らす一介の主婦。普段は庭のガーデニングを生きがいに、YouTubeチャンネル【うつ畑】を運営しているとのこと。ご興味ある方は植物のお世話に限ってはズボラではないうつ畑さんの姿をご覧いただきたい。
YouTubeチャンネル【うつ畑】https://www.youtube.com/@utsubatake
