参政党の神谷宗幣代表(47)が8日、国会内での定例会見で、元衆院議員で評論家、コメンテーターとしても活躍する豊田真由子氏(50)が同党のボードメンバー(役員)に就任し、政調会長補佐に起用すると発表した。
神谷氏は、豊田氏による秘書へのパワハラ、暴言などのトラブルにも触れ「官僚の経験、議員の経験がある方を探していた。過去の経緯は置いておいて、やはり能力があって思いがある方。いろいろ失敗があったとしても、日本を良くする為には政策実現をしていこうという方々の力を集め、参政党をより大きな党にしていきたい」と期待をかけた。
会見に同席した豊田氏は「党を通じて今一度、日本の国のために少しでもお役に立つことができる可能性があるのであれば頑張りたい、と決断をさせていただきました」と述べた。
9月1日付で、党職員として入党。選挙への出馬の可能性を問われた神谷氏は「選挙に関しましては、特に私の方から出てくださいということも言ってません。あくまで政策担当のスタッフとして入ってもらったということでありまして…。いきなり選挙出られると私はちょっと困る」と苦笑した。
豊田氏の役割について「スタッフとして入ってもらった。政策立案のところを、(政調会長の)安藤(裕)さんのサポートをやっていただきたいということで、官庁とのつなぎをいろいろお願いしてますので、候補者としてお招きしたという形ではない」と説明した。
神谷氏から「本人の意向もあれば」と、質問を振られた豊田氏は「地味に地道に頑張りたいと思います。党の政策をつくって、それを通じて日本の国のために働きたいと思っております」と頭を下げた。