俳優のウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミス夫妻が率いるエンターテインメント会社「ウェストブルック」が、米映画スタジオのパラマウント・ピクチャーズと劇場映画製作に関する優先交渉権のファーストルック契約を締結した。
2022年のアカデミー賞授賞式でクリス・ロックを平手打ちした騒動以降、ハリウッドでの活動が制限されていたウィルだが、今後は本契約のもとで製作される作品に主演する可能性が高く、ジェイダはプロデューサーとして関与する予定だとバラエティ誌が報じている。
パラマウントは声明で、ウェストブルックがシリーズ化の可能性を秘めた「グローバルな4つの領域にまたがる劇場映画」に注力すると発表。その多くは既存の知的財産(IP)をベースにしているという。
すでに製作が進行中の作品として、チャック・ホーガンの小説『流刑の街』を原作としたスリラー映画『シュガー・バンディッツ』、そして「デューン」シリーズの脚本家ジョン・スパイツが手がける『ラビット・ホール』の2作品が挙げられている。
ウェストブルックはこれまでにも、2021年にウィルがアカデミー主演男優賞を受賞した『ドリームプラン』、2022年の『自由への道』、そして最新作『バッドボーイズ RIDE OR DIE』など、話題作を多数手がけてきた。