日本マクドナルドが11日、公式サイトを更新。問題となっている「ハッピーセット」の景品「ポケモンカード」(以下、「ポケカ」)の転売や、大量受注、大量廃棄に対する対応策を発表した。
問題視されているのは、8日から販売開始したハッピーセット(子ども向けのセット商品)の景品。「ポケカ」は8日から11日までの間、セットに付属されることになっていた。
「ポケカ」においては、期間限定の配布や存在する枚数が限られるカードであればあるほど、高値で取引される傾向にある。その影響もあってか、ネット上では8日の朝からマクドナルドの店頭に人が殺到する様子が全国で投稿された。また行列だけでなく、特典のカードだけ回収し、セットの料理が大量に廃棄された様子なども投稿され、物議を醸していた。「ポケカ」だけでなく、今年5月にも、やはりハッピーセットの景品だった「ちいかわ」グッズが転売されるなどしていた。
この状況に対して、日本マクドナルドは「ハッピーセット販売に関する大切なお知らせと当社の対応について」という文書を公開。「一部のお客様による転売を目的とした大量購入や、それに伴う店頭ならびに店舗周辺での混雑・混乱の発生、またご注文いただいた食品の放置・廃棄といった事象が発生したことを確認しております」と明かし、「マクドナルドは、ハッピーセットの転売目的での購入や、食品の放置・廃棄を容認しません」と強い言葉で「転売」や「廃棄」を批難した。
また、今後のハッピーセット販売における具体的な対応策も発表。「特定のハッピーセットの販売にあたっては、特定の期間において、より厳格な販売個数制限を設けさせていただく場合がございます」と個数制限や、「各フリマアプリ運営事業者様に対しても、より実効性のある対策を要請してまいります」と転売に使われることが多いフリマサイトで規制をかけることを示唆していた。