宝塚歌劇団の星組トップスター・礼真琴(れい・まこと)が今日10日、「阿修羅城の瞳/エスペラント!」東京宝塚劇場での千秋楽を迎え、宝塚に別れを告げる。本公演後にはサヨナラショーが開催される。
礼は2009年初舞台の95期の首席として入団。歌・ダンス・芝居と三拍子揃った実力派として知られ、早くから頭角を現した。19年10月、トップに就任。演出家から「完璧すぎるのが課題」と評されるほど優等生イメージも強かったが、様々な役を演じるうちに敢えての余白や隙を見せ、男役としての魅力を高めていった。
95期は花組・柚香光、月組・月城かなと(いずれも退団)、雪組・朝美絢、宙組・桜木みなとと、史上最高の5人のトップを輩出予定。そのなかでも礼は、最初にトップに就任、そして不断の努力で、現在の宝塚を代表する“トップ・オブ・トップ"と呼ばれるにふさわしいトップスターとなった。
そして今日、本公演のあとにサヨナラショーも上演し、宝塚のラストデイを鮮やかに彩る。