歌手のエルトン・ジョン(78)が、薬物やアルコール依存症を克服してから35周年を迎え、これを記念して「シラフ記念日」を祝った。1990年代に依存症との長い闘いを経て、人生を立て直してから35周年を迎えたエルトンは、「35歳の誕生日」を祝うカードや2人の息子たちが描いたとみられる絵、花が写っている写真をインスタグラムに投稿、「シラフ記念日(my sobriety birthday)にもらったたくさんの愛に感謝するよ」とつづっている。
エルトンは、1990年代に回復に専念するため1年間仕事を休職しており、クリーンになったら以前のようなアーティストではなくなるのではないかと心配していたという。「バラエティ」誌の取材で「(ステージに戻った)その日が来た時、恐怖でいっぱいだったけど、なんとかパフォーマンスをやり遂げた」と振り返った。「その年、ステージに立ったのはあれだけだったし、バンドなしで1人でやらなければならなかった。今思えば、最初から深いところに飛び込んでよかったと思う。あのショーのおかげで、シラフでもパフォーマンスできるという自信がついたんだ」と語っている。
エルトンはアルコホーリクス・アノニマス(AA)とナルコティクス・アノニマス(NA)のミーティングの助けを借りて、シラフでいる状態を維持しており、昨年は34周年を記念して受け取ったAAコインの写真を投稿していた。