子どもは親の思い通りには動かないもの。親がどれほど先回りして心配し、準備を整えても、子どもにはまったく響かないこともある。Instagramで育児漫画を投稿しているぷにまあむさんが投稿した息子・プニ太との「靴」をめぐるやりとりが、そんな親の心境を描いており多くの共感を集めている。
ある日、運動会を控えたぷにまあむさんは、息子のプニ太に「そろそろ新しい靴を買わない?」と提案した。もちろん「買う!」と返ってくると想像していたが、意外にも「いらない」と即答されてしまう。戸惑いつつ、「靴底の溝がなくなってきてるから滑るよ」と説得を試みるが、息子は「転ばないから大丈夫」と、まったく気にする様子がない。
そこで「早く走れる靴を買ってあげる」とアピールしてみるが、それでも息子は笑顔でNOを選択。こうして母の靴の“靴購入作戦”はことごとく崩れていくのだった。のちに今履いている同じ靴の色違いの画像を見せてみたところ、ようやく息子の心が動き、新しい靴を購入することができたという。
この時のやり取りについて、作者のぷにまあむさんに話を聞いた。
ープニ太くんは普段から「今あるもので十分」と思うタイプなのでしょうか?
どちらかというと今あるもので十分と思うタイプですね。今回のように購入を勧めてもいらないと断られることが多かったように思います!
ー「早く走れる靴」というワード、以前は通用していましたか?
過去にこのワードを用いたことはなかったです!ただ、低学年の頃クラスメイトと足の速さを競っていたので、このワードを出せば絶対に食いついてくれるだろうなとかなり自信がありました!ですが、4年生になった今はあまり興味がなくなってしまっていたようで、食いついてくれず驚きました(笑)
ーぷにまあむさんが“伝え方”や“落としどころ”で工夫していることがあれば教えてください。
今回の件でいうと、新たに欲しいものが見つかるように選択肢を与えてあげます。本人が使うものなのでやはりお気に入りを見つけて気持ちよく使ってもらいたいので…。今回に限らず、普段から長く身につけるものは勝手に買わず本人に聞いてから買うようにしています。
あとは買い替えないことで起こる不便さ、人から見られた時の印象など起こり得ることを伝え、最終的にどうするかはなるべく本人に決めさせるように気をつけています。
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