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宝塚 月組トップスター鳳月杏主演『GUYS AND DOLLS』開幕 ブロードウェイ名作を「自分らしく」描く

デイリースポーツ デイリースポーツ
宝塚大劇場
宝塚大劇場

 宝塚歌劇団月組トップスター・鳳月杏主演の『GUYS AND DOLLS』が26日、兵庫県・宝塚大劇場で初日を迎えた。

 ブロードウェイで絶大な人気を誇るミュージカル・コメディー。1950年の初演以来、世界各地で再演を重ね、今なお愛され続ける傑作中の傑作だ。宝塚歌劇では1984年に月組の大地真央と黒木瞳により初演、2002年に月組の紫吹淳と映見くらら、2015年に星組の北翔海莉と妃海風により再演され、いずれも大好評を博した。心躍るナンバーでつづられた名作を、新たな上演台本、訳詞、演出で届ける。

 舞台は1948年頃のニューヨーク。大物ギャンブラーのスカイ(鳳月)が、仲間のネイサン(風間柚乃)から「指名した女を口説き落とせるか」という賭けを申し込まれる。指名されたのは、お堅いことで有名な救世軍の軍曹・サラ(天紫珠李)。3人を中心に、心躍るナンバーに乗せて繰り広げられるユーモアたっぷりの物語だ。

 多士済々のギャンブラーたちが居並ぶ中、ステージで圧倒的な存在感を放った鳳月。偉大なOGたちが演じてきた役柄だが、公演前に「再演というのはプレッシャーもありますが、自分らしく自信を持って演じることが一番だと思っています」と語っていた通り、クールでダンディ、そして包容力あふれる芝居と抜群の歌唱力で“2025年版スカイ”を見事に描いた。

 そして「作品の楽しさを、私と同じようにお客さまにも味わっていただきたい」と語っていた鳳月。その思いは客席にも伝わったようで、主演公演は2度目となる本拠地で大きな喝采を浴びていた。

 宝塚大劇場での公演は9月7日まで。東京宝塚劇場での公演は10月4日~11月16日。

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