2022年に96歳で逝去したエリザベス2世のファッションを紹介する大規模な展覧会が、2026年春にロンドンのバッキンガム宮殿で開催される。女王が100歳を迎える年にあたることを記念し、「Queen Elizabeth II: Her Life in Style」と題されたこの展示は、一般公開されるものとしては最大かつ最も包括的なコレクションとなる。
キュレーターのキャロライン・ド・ギトー氏は、「亡くなられた女王のファッションアーカイブがロイヤル・コレクション・トラストの管理下に置かれたことで、彼女の生涯にわたる思慮深いスタイル選びや、衣装に込められたソフトパワー、卓越した職人技を紹介できるようになった」と語っている。
展示には、1947年にエディンバラ公フィリップ殿下との結婚式で着用したノーマン・ハートネルによるウェディングドレスや、1953年の戴冠式のローブを含む200点以上の衣装が並ぶ。幼少期から即位後の公務、私的な時間に着用した乗馬ジャケットやタータンのスカート、スカーフなども紹介される。
展覧会は2026年春から秋にかけて、バッキンガム宮殿のキングズ・ギャラリーで開催される予定。