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村山実さんの“お宝”母校・関西大で展示 ユニホームや珍品も 後輩が鬼エピソード語る

杉田 康人 杉田 康人
関西大学博物館に展示された村山実さんゆかりの品々を説明する関西大の高岡淳専務理事
関西大学博物館に展示された村山実さんゆかりの品々を説明する関西大の高岡淳専務理事

 関西大が、プロ野球阪神で投手、監督として活躍した村山実さんの遺族からユニホームなどゆかりの品約25点を寄贈されたことを受け、同大千里山キャンパス(大阪府吹田市)にある関西大学博物館で一般公開を始めた。

 村山さんが所属していた関西大野球部の創部110周年も記念した「関西大学野球部1915→2025」と題された夏季特別展では、関西大、阪神時代のユニホームやキャップなどを展示。一時期「村山昌史」と改名していた当時のサインや表彰状などの“お宝”も。関西大に所蔵されている村山さんの資料や野球部の写真、同部OBのプロ野球選手のユニホームなど約100点が飾られている。

 同部元監督で、関西大専務理事の高岡淳さん(60)は「村山さんは、関大の歴史には大きかった人。レジェンドはやっぱり覚えておいていただきたい。語り継いでいかないといけない使命感がある」と、博物館内に並んだ品々を眺めた。

 村山さんは阪神の監督、現役を退いた後、たびたび関西大野球部のキャンプに“激励”に訪れていたという。「我々にも厳しかったですよ」と、高岡さんは学生時代のエピソードを語る。

 「昭和57年の秋だったと思うんですけど、京大に負けて(関西学生野球秋季リーグで)最下位になった時に、勝ち点0だったんですね。その時に村山さんが怒って、当時グレーのユニホームだったんですけど『お前らにこんなグレーのユニホーム着る資格は無い』って言って、白いユニホームを30着、寄贈というか、強制的に…。『お前らこんな、グレー着させられへん』っていうので、私ら1年生(ユニホーム)白色だったんですよ」。母校に収められた品々から、村山さんのいろんな物語が見えてくる。

 10月4日までの平日10~16時に開館。入場無料。

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