大手出版「KADOKAWA」が発行する文庫レーベル「電撃文庫」が23日、公式サイトを更新。同レーベルの作品でイラストを担当していた「がおう」氏を降板とし、当該紙書籍の「回収」まで行うことを発表した。
公式サイトでは「今般のイラストレーターがおう氏に関する一連の報道についてですが、弊社よりがおう氏本人への確認を行った結果本人も事実と認めております。」と調査を行ったことを発表した。「がおう」氏に関しては、暴露系配信者の生配信などで、過去に未成年と淫行をしたことなどが暴露されていた。本人と思われる人物も配信に出演し、その暴露内容を認める旨などが放送されていた。
これらを受けてか、同レーベルは「弊社としてはこの件を大変重く受け止めており、現在刊行中であります『ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』（電撃文庫刊）の原作イラストレーター降板ならびに関連出版物の対応を社内および社外関係者と協議し以下とする事といたしました」と対応を発表。以下の作品の配信停止、回収・絶版などを伝えた。
◆『Selfe Girl がおう作品集』紙書籍 回収・絶版／電子書籍 配信停止
◆『ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』①～⑧巻（電撃文庫）紙書籍 回収・絶版／電子書籍 配信停止。今後イラストレーターを変更し再発売予定（発売時期未定）
◆『ハレルヤ・ヴァンプ』全③巻（電撃文庫）電子書籍 配信停止
最後には「今回の件で読者の皆様、『ギルドの受付嬢ですが、残業が嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います』の著者である香坂マト先生をはじめとする関連出版物の関係者様、書店、販売会社、電子書籍ストア、アニメ製作委員会、ライセンシーなど関係する企業の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」と謝罪の言葉で締めた。
がおう氏は文庫本や、Vtuberのデザインなどを手がける人気イラストレーター。自身の暴露が行われた今年6月以降はSNSなどの更新が止まっている。
