オアシスは昔、泥酔状態でコンバイン収穫機を盗もうとしたことがあるという。ザ・ストーン・ローゼズと一緒にレコーディングしていた当時の出来事について、オアシスの初代ドラマー、トニー・マッキャロルが振り返っている。
1994年のデビューアルバム「オアシス」をイングランドのコーンウォールでレコーディングしていた際に起きた“事件”。その翌年に同バンドを解雇されたトニーが「ハロー!」誌の「オアシス」特別号で「ローゼズとスタジオに入った後、僕らはスクリュードライバーを使ってトラクターを動かそうとした。凄く酔っ払っていてね」「エンジンがかからなくて本当に良かったよ。僕が運転手だったんだ」と明かした。
さらに同アルバム制作当時についてトニーは「僕はコダックのカメラを数台持ちこんで、スタジオの様子を撮影していたんだ。それを今見返すと、タイムカプセルのような気分になる」と続けた。「入念に作られたバンドのイメージを見ることに皆は慣れているだろうけど、これはドラムキットから見た親密な現実だから」とプライベート感のある写真だと説明。「とりわけ、リアム(ギャラガー)が歌っていたり、ボーンヘッド(ポール・アーサーズ)のチューニング、全員で外出していたりする場面なんかはね。様々な関係者が裏で動いている中でのこと」と伝えた。「『オアシス(デフィニトリー・メイビー)』の本当の舞台裏さ」「オンラインでもいくつかアップしたよ」とコメントしている。
現在、同バンドのメンバーとは連絡を取っていないというトニーだが、当時の一番の思い出について「常にライブをしていたことだね。規模がどんどん大きくなり、僕らもずっと良くなっていった」「グラストンベリー(フェスティバル)デビューは僕のお気に入りの一つさ」と明かしていた。
トニーはインスタグラムに、リアム・ギャラガーがギターを弾く画像などを掲載。「Definitely Maybeをレコーディングした時にリアムの写真を撮った。」と説明している。「Definitely Maybe」はアルバム「オアシス」の原題。