日々の生活に追われていると、「ほんの少しでいいから、自分のための時間を持ちたい」と感じる瞬間がある。とはいえ実際に何をすれば良いのか分からない人も少なくないだろう。Instagramでイラストを投稿しているいとりさんが描いた作品『ひとり花金をめいいっぱい楽しんだ日』は、そんな日常に風穴を開けてくれるエピソードだ。
いとりさんは、夫が出張中で1人で過ごす週末に何をしようか考えていた。しかしホテルステイは、価格がネックとなり現実的ではない。そこで「スーパー銭湯ならどうか?」と検索してみたところ、『万葉の湯』なら1人1泊1万円で個室に泊まれることが分かり、いとりさんは思い切って予約してみることに。
そして金曜日の仕事終わり、いとりさんは万葉の湯に直行するのだった。露天風呂に浸かり、サウナで汗を流し、心身ともにリラックスしたいとりさん。入浴後は館内の食事処へ赴き、事前に購入していた利用券を使ってビールとポテトを注文し、花金を堪能するのだった。
食後はふかふかのシーツが敷かれた個室へ戻り、旅館気分でそのまま就寝。翌朝はバイキングでしっかり朝食を摂り、朝風呂へ。そして余った利用券でお酒とつまみを購入し、気持ち良く締めくくるのだった。
スーパー銭湯で過ごす花金の魅力が語られた同作について、作者のいとりさんに詳しく話を聞いた。
ー「スーパー銭湯ステイ」という選択肢を思いついたきっかけはありましたか?
スーパー銭湯がもともと好きなので、いつか個室に泊まってみたいなとは思っていました。そして、夫の出張中に1人になったので、思い切って「スーパー銭湯ステイをしよう!」と実行しました。
ー総合的に見て「ここが一番よかった」と言うところがあれば教えてください
お休み処の仮眠スペースではなく個室で過ごせたことが一番よかったですね。非日常を感じられてリフレッシュできました。朝一番の露天風呂も本当に気持ちよかったです。
ー今回の体験で得られた一番の気づきは何だったと思いますか?
普段、土日はなんとなく家にこもってしまうことが多いのですが、少し外に出るだけでこんなにも気分転換できることに驚きました。
ーこの体験はご家族やご主人、ご友人などに話されましたか?
夫には話しました。「楽しんでいてよかったね」と言ってくれました。母も漫画を読んでくれて、「すごく楽しそうだったね」と感想を伝えてくれました。
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