クリストファー・マッカリー監督が「ミッション:インポッシブル」シリーズで、主役のイーサン・ハントが命を落とすことをも検討していたことを明かした。シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』の編集段階で、トム・クルーズ演じるイーサンが、いなくなるシナリオも頭によぎったという。
エンパイア誌とのインタビューでマッカリーは「あらゆる可能性を検討していた。イーサンが雲の中へと回転しながら突っ込んでいくラストシーンを編集していたとき、ふと『もし今この瞬間に彼の墓のカットに切り替えたら、彼の犠牲は十分に伝わるだろうな。すごく効果的だな』って思った」と語り、「物語の結末がキャラクターの死であるという考え方、それは必ずしも同じではない。物語を完全に締めくくってしまえば、その物語は終わってしまう。けれど、それは人生とは違う。映画が終わろうと終わるまいと、物語は続いていくんだ」と続けた。
また、イーサンを殺さなかったことで、もし続編という話が出ても実現できるチャンスが広がったと続けている。