わたせせいぞう氏の新境地「菜」シリーズ復刊 90年代の名作、古都舞台に四季の移ろいと夫婦の生活を描く

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「菜Complete Edtion」(玄光社)1巻の表紙(C)わたせせいぞう
「菜Complete Edtion」(玄光社)1巻の表紙(C)わたせせいぞう

 漫画家・わたせせいぞう氏の「画業50周年」を記念し、日本の伝統的生活を描いた傑作シリーズの復刊となる「菜Complete Edtion」(玄光社)全6 巻のうち、第1 弾として1〜3巻(税別4000 円)が23日に発売される。また、同じ函(はこ)に入れた3巻セット「菜 Complete BoxⅠ」(税別1万2000 円)も同時発売される。

 わたせ氏の代表作「ハートカクテル」は1983〜89年に「週刊モーニング」で連載されてヒットしたが、その連載終了から3年を経て取り組んだ「菜(さい)」は同氏にとって最長の連載(92〜98年)となった。

 都会的な80年代の「ハートカクテル」から一転、鎌倉をモデルとした古都を舞台に、若い夫婦の暮らしを美しい四季の移ろいとともにカラーで描いた歳時記的作品。わたせ氏の新境地となった。

 今回、この90年代の連載を6巻に再構成。描き下ろしカバーや未公開資料を加えたコンプリート版として刊行に至った。引き続き、4〜6 巻と、3巻セット「菜 CompleteBox Ⅱ」は8月末に発売予定。また、来年には「菜」の後日譚にあたる「菜〜ふたたび〜」の復刻も予定されているという。

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