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ビジュ系バンドが活動終了「表現者としての判断、配慮、認識のすべてが未熟」ひめゆり学徒隊冒涜で大炎上

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージ(kyo/stock.adobe.com)
画像はイメージ(kyo/stock.adobe.com)

 ビジュアル系バンドのグランギニョルが17日、公式X(旧ツイッター)を更新。「私たちの活動は本日をもって終了することを決定いたしました」として、バンドの解散を発表した。

 グランギニョルは、太平洋戦争での沖縄戦で動員された女子生徒による学徒隊「ひめゆり学徒隊」を、那覇市のライブハウスでの3日間公演名に使って行った。また「ひめゆり学徒隊」の画像を加工し、ライブの宣伝ポスターに使用。SNS上で批判の声が上がり、3日間予定されていた公演の最終日が中止になった。

 「グランギニョルよりお知らせ」と題した書面では「この度、私たちの沖縄でのライブのおける表現および、SNSに投稿した写真に関し、多くの方々に多大なご迷惑と深い苦しみを与えてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 さらに「私たちは先日、ひめゆり学徒隊をコンセプトとした公演を行ったこと、写真を無断で使用してしまったことについて、ひめゆり平和祈念資料館へ直接謝罪をさせていただきました」として、沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館を訪れ謝罪したことを明らかにした。

 「また、ひめゆり学徒隊という極めて重く、沖縄の地に今も続く大切な記憶をコンセプトとして扱ったことで、ご遺族の方々、沖縄の皆様をはじめ、多くの方の心を傷つけてしまったことを、重く受け止めております。表現者としての判断、配慮、認識のすべてが未熟であり、決して許されるものではありませんでした」と陳謝した。

 共演バンドやスタッフ、ライブハウスなどの関係者にも「多大なご迷惑をおかけしたことを、深くお詫び申し上げます」としたグランギニョルは、バンドとしての活動終了を宣言。「今後、同様のことが二度と起こらぬよう、表現に携わる立場としての責任と向き合い続けてまいります。この度は誠に申し訳ございませんでした」と結んだ。

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