パーク24株式会社はこのほど、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員4811人を対象に電気自動車(EV)に関するアンケートを実施、結果を公表した。
現在のEV保有状況を問わず、EVの購入や購入検討をしたことがあるか尋ねると、EVを購入したことがある人は2%にとどまり、最も多くの比率を占めたのは「購入を検討したことがない(81%)」だった。
EV保有者の購入した理由では、1位は「ガソリン車よりも維持費が安い(46%)」で、2位「エンジン音が静か(40%)」、3位「環境に優しい(37%)」と続いた。
EV保有者が車を手放した理由で最も多かったのは「EVステーションが少なかった(33%)」で、「維持費が高かった(27%)」「充電時間が長かった(16%)」と続いた。全国の充電スタンド数は年々増加しているものの、自家用車としてEVを保有するには充電インフラが不足していると感じる人は少なくないようだ。
EV購入を検討したものの購入に至らなかった理由についても「EVステーションが少ない(56%)」が最も多く、「車体価格が高い」も半数の50%が回答。「自宅での充電が難しい」は38%だった。自宅を含む充電インフラの整備状況も購入判断に影響を与えている。
EVの購入経験がない人に、どのような条件が揃えばEVを購入したいと思うか尋ねると、「価格が手ごろになったら(49%)」と「EVステーションが増えたら(45%)」の2つが40%を超えた。次いで「航続距離に不安がなくなったら(31%)」「充電時間がガソリン車の給油時間と同等の早さになったら(29%)」と続いた。一方で4人に1人は「購入するつもりはない」と回答した。