パトリック・シュワルツェネッガー(31)が、俳優としてのキャリアを始めた頃、芸名を使おうか迷ったという。ハリウッドのアイコン、アーノルド・シュワルツェネッガーとマリア・シュライバーの息子のパトリックは、家族と自分を区別しようと名前を変えようとしたそうだ。
バラエティ誌の「アクターズ・オン・アクターズ」シリーズで父親アーノルドと対談したパトリックは「自分の名前の重みを色々な意味で感じている」と話し「(『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』のクリエイター)マイク・ホワイトは、『お荷物は付き物だ』って言っていた。あなた(アーノルド)とママのような成功者の両親を持った僕について他人が考えることは常軌を逸している。マイクは僕をキャスティングした場合の人々の反応を心配していた。実際それは現実だった。あなたと母さんのおかげで僕は役を得たって言われたよ」と明かした。また、「キャリアの初期には別の名前を使うことに意味はあるだろうかって考えた。あなたの影に隠れて生きているという心配も薄れて、自分のやりたいようにやろうと思えるようになるには時間がかかったんだ」と続けた。
一方両親が俳優としての仕事観について確固たるものを自分に教えてくれたとしてパトリックは「あなたと母さんが僕にチャンスを与えるために、どれだけ懸命に動いてくれたかはわかっている。僕たち子供にくれた最大のアドバイスは一生懸命働くということだった。自分はそれを尊重するよう努めている」と語った。
HBOによるコメディドラマ『ホワイト・ロータス』でサクソン・ラドクリフ役を演じたパトリック、最近同作を通して成長できたことに永遠に感謝するとXに綴っていた。