近年、見た目や言動から中年男性のように見られる「おじ(さん)っぽさ」を指摘されることに敏感な若年層の男性が増加。メンズ眉毛サロンを運営する株式会社プラスエイトはこのほど、18~24歳のZ世代の女性と28~35歳の男性の合計1005人を対象に「おじの境界線」について調査を実施、結果を公表した。
「おじと感じる年齢」は、男女とも「40歳以上」が最も多かったが、男性では「30歳・31歳」からすでに「おじ」の自覚を持っている回答も目立った。より早い段階で危機感を抱いていることがうかがえる。
Z世代の女性にとって「おじを感じる」具体的な行動は、「おしぼりで顔を拭く」が83.9%で最多。「自分が若い頃の話をよくする(76.1%)」「略語や若者言葉に反応し意味を聞いてくる(68.7%)」と続いた。行動や言動の“無意識さ”に「おじ」が露呈しやすいようだ。
一方、「もう◯歳だから」や「絵文字の連打」といった行動については、おじを「感じる」と「感じない」がほぼ半々に分かれ、Z世代の間でも受け手の価値観や関係性によって印象が変わりやすい“おじの分かれ道”となっている。
「おじ化しないために重要だと思うこと」では、「身だしなみに気をつかう」と「清潔感を保つ」が上位に挙がった。女性にとっては「自分の価値観を押しつけない」ことも大切なポイントとなっている。
身だしなみで気を使えていないと感じる点については、「口臭や体臭が気になる(67.3%)」が最も多く、「髭の剃り残しや無造作な髭(53.8%)」「肌が脂っぽい・ニキビが目立つ(53.0%)」が続いた。Z世代女性の約8割が「身だしなみが整っていない男性に対し、年齢やダサさを感じたことがある」と回答しており、特に口臭・体臭・髭・肌など、顔まわりの清潔感は「おじっぽさ」に大きく影響している。