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交際女性への〝ラブラブLINE〟を職場の女性上司に誤送信!→まんざらでもない返信、どう対応?識者が提言

石原 壮一郎 石原 壮一郎
LINEを誤送信してしまった! ※画像はイメージです(とりすたー/photoAC)
LINEを誤送信してしまった! ※画像はイメージです(とりすたー/photoAC)

 忘年会シーズン、酔った勢いで〝うっかりミス〟をしてしまうこともある。それが職場内で起きた場合はどう対処すればいいだろう。「大人研究」のパイオニアとして知られるコラムニストの石原壮一郎氏が想定される一例を挙げ、対策を提言した。

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 【今回のピンチ】

課の忘年会のあと、こっそり付き合っている同僚に「今日の服、エッチだったね。谷間が見えてたよ」とラブラブLINEを送った……つもりが、女性上司に送ってしまった!

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 課の忘年会が終わって帰りの電車。実は周囲に内緒で同僚の後輩女性と付き合っています。ほろ酔い加減で、彼女宛に「今日の服、エッチだったね。谷間が見えてたよ」と、恋人同士ならではのイチャイチャLINEを送った……つもりが、宛先をふと見ると、彼女ではなく怖い女性課長でした!

 しかも、上司は肉感的なタイプで、今日はちょっとセクシーな服を着ていて、谷間も見えていた気がします。送信を取り消そうとしたものの、時すでに遅し。あっという間に「既読」が付いてしまいました。

 明らかに不適切なLINEであり、どんなに激しく叱責されても仕方ありません。万が一「なに言ってんのよ。バカね」的なまんざらでもない受け取られ方をされたら、さらに困った状況になってしまいます。

 などとうろたえているうちに、「ポッ」と照れた表情のスタンプが返ってきました。ああ、恐れていた事態が進行しているかも……。

 まず悩ましいのは、すでに勘違いしている上司に、宛先を間違えたことを伝えるかどうか。「申し訳ありません。彼女に送るつもりのメールでした」と返したら、上司に恥をかかせることになります。恥ずかしさがこちらへの怒りに転換する可能性は大。明日からの会社生活がつらいものになってしまいます。

 かといって、間違いだったと伝えず、最初から上司宛に送ったことにするのは、あまりにも大胆かつリスキー。仮に、上司は上司で魅力的な女性だったとしても、同じ部署に「彼女」がいるわけだし、どう転んだところで困った事態にしかならないでしょう。

 ここは、間違いだったことを伝えないわけにはいきません。問題は、どう伝えれば上司に恥をかかさず、怒りも買わずに済むか。

 まんざらでもなさそうなスタンプに対して、とり急ぎ「ああ、申し訳ありません。お気遣いありがとうございます。たいへん恐縮です!」と全力で謝りましょう。

 上司が「あれ、様子がヘンかも」と感じたところで、徐々に真相を伝えます。

 「部下に恥をかかせてはいけないという課長のやさしさ、すごいです」

 「送る相手を間違えていると気づいているのに、話を合わせてくださって」

 「お恥ずかしいLINEを送ってしまって、課長に合わせる顔がありません」

 「間違えて送った相手が課長で助かりました」

 こうしたLINEを続けざまに送って、「課長は誤送信だとわかった上で、部下に恥をかかせないために気をつかってくれた」というストーリーをでっち上げてしまいましょう。

 そうすれば課長も、勘違いして舞い上がったのではなく、部下の失敗を寛大に許しつつ小粋な対応をしたという顔ができます。仮に課長がこちらの意図を察したとしても、問題はありません。それはそれで、距離が縮まったり、信頼を得たりできるでしょう。

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