新党(政治団体)「チームみらい」が2日、都内で会見を実施。今年7月の参院選に向けて、新たに6人の候補予定者を発表した。また当初擁立を予定していた人数から、最大「10」人近く候補者が増えることも明かした。
代表の安野貴博氏(34)は今年5月に新党「チームみらい」を立ち上げ、7月の参院選に出馬することを宣言。同党からは安野氏を含む3人が比例代表で、さらに選挙区で7人、現時点で10人が立候補するこことを発表していた。
昨年の東京都知事選にも出馬していた安野氏は、政治家としてはほぼ無名の存在だったが、デジタル技術を生かした戦略で15万4638票を獲得し、注目を集めた。この日も出席予定だったが、急きょ出演キャンセル。選挙対策委員長の須田英太郎氏は「本人は直前まで出ると言っていたのですが、発熱で『声が出ない』状態のため、大事を取ってキャンセルとなりました」と明かした。
この日の会見では、今回擁立が発表された千葉県選挙区から出馬予定の小林修平氏(34)が出席。「ニコニコ動画」などを運営するドワンゴ社や、DeNA社でWebエンジニアを務めてきた精鋭で、出馬を決めた理由について「安野さんの『テクノロジーで誰も取り残さない』という言葉に共感した。これまでは選挙は投票するくらいだったが、同じエンジニアとして自分の経験も社会貢献にいかせるのではと感じた」と明かした。
小林氏を含め、6カ所の選挙区での候補者を発表された。これで既に発表された安野氏を含め10人に達したが、オンラインで出席した高山幹事長は「今後さらに東京、神奈川、埼玉などの候補者発表を予定しております」と公表。当初の「10」人から、最大で「20」人まで候補者が増えることも公表し、その理由について「5月に新党立ち上げを発表してから、『ぜひ役に立ちたい』と声をかけていただいた人もいる」と明かした。
以下は今回発表された新党「チームみらい」から出馬予定の候補者。(敬称略)
【千葉県選挙区】小林修平
【北海道選挙区】稲原宗能(むねよし)
【静岡県選挙区】望月宣武(ひろむ)
【宮城県選挙区】角野為耶(なすか)
【長野県選挙区】山田雄司
【愛知県選挙区】山根有紀也(ゆきや)