害獣による被害は、住環境や健康に多大な影響を与えることがある。株式会社ABYSTEPはこのほど、未知株式会社と共同で197人を対象に「害獣被害に関する意識調査」を実施、結果を公開した。
まず、害獣被害に遭ったことがあるか尋ねたところ、188人(95.4%)が「はい」と回答。約9割が害獣被害に遭っていたことが分かった。
続いて、害獣被害に遭ったことがある人を対象に「被害に遭った害獣の種類」について聞いたところ、最も多かったのはネズミによる被害で、121人(64%)が回答。そのほか、コウモリによる被害が26人(13.8%)、ハクビシンが16人(8.5%)、イタチが15人(7.9%)、アライグマが11人(5.8%)などがあった。
具体的な被害内容について聞いてみたところ、最も多い被害内容として「糞尿被害」(105件)が挙げられた。糞尿による影響は住環境に深刻なダメージを与えることがある。清掃や消臭作業が必要になるだけでなく、物理的な汚れが建物や施設に残ることも。
次いで多かったのは「騒音被害」(82件)で、音や鳴き声などの音による被害が報告されている。これも非常に悩ましい問題であり、特に騒音が発生する場所ではストレスや健康被害が懸念される。「食害」(58件)、「家屋の損傷」(48件)なども一定数の回答があった。
「害獣の被害を受けた際にとった対策」について聞くと「自力で対応(罠・忌避剤など)」(89人)と「駆除業者に依頼」(80名)がやや半々となった。駆除業者に依頼した80人に、駆除業者の対応に満足したかどうか尋ねたところ、93.8%(75名)の人がその対応に満足していると分かった。害獣被害に直面した際には、専門の駆除業者に早期に相談・依頼することが、安心・確実な対処法であることが示唆されている。