英国のNHS(国民保健サービス)女性職員が、同僚からダース・ベイダーと比較されたとして約3万ポンド(約580万円)の賠償金を獲得した。南ロンドンのクロイドンで開かれた裁判で献血スタッフのローナ・ルークさんは、同僚のアマンダ・ハーバーさんからチームワーク向上の一環で行われた『スター・ウォーズ』をテーマにした心理テストで、同キャラクターに該当すると判定され、動揺させられ侮辱を受けたとしていた。
同テストでのダース・ベイダー認定は「非常に集中力が高く、仕事上のチームを成功に導く人物」とされていたが、判事は、銀河帝国の暗黒卿と同じタイプとされることは、職場における不利益や害、悪影響をもたらす人物を意味すると判断したかたちだ。
同テストでダース・ベイダーとされた後、職場で「好かれなくなった」と感じ、1か月後に仕事を辞める理由の一つとなったと主張したローナさんは2万8989.61ポンド(約560万円)を獲得したが、不当解雇の訴えに関しては判事から退けられていた。