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宝塚 月組全国ツアー「花の業平」で業平、高子の切ない大人の恋 主要3人「応天の門」と同じ人物演じる

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
宝塚月組全国ツアー
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 宝塚歌劇月組全国ツアー「花の業平~忍ぶの乱れ~/PHOENIX RISING―IN THE MOONLIGHT―」大阪公演が7日、梅田芸術劇場で初日を迎えた。

 「花の業平」は2001年に星組で初演された王朝絵巻。眉目秀麗で歌人としてだけでなく、武勇にも長けた貴公子・在原業平と、政敵である藤原良房の娘・高子の恋を描いた作品。トップスター鳳月杏の匂い立つような男の色香が、まさに業平そのもの。トップ娘役の天紫珠李と大人の恋を激しく、そして切なく演じ上げた。業平の恋の前に立ち塞がる藤原基経は風間柚乃。黒い役がよく似合い、芝居巧者ぶりをいかんなく発揮した。

 鳳月、天紫、風間の主要3人の役は、2023年の当時の月組トップ月城かなと主演の大劇場作品「応天の門」の配役と全く同じ。違う芝居で業平、高子、基経と同じ人物を演じることになったが、それぞれの魅力をより発揮し、名作にふさわしいできばえとなった。

 ショーの「PHOENIX RISING―」は鳳月の大劇場お披露目公演を、全国ツアー用にリニューアルしたもの。大劇場より人数は少ないが、それゆえに若手にまで役が振られ、若々しい印象となった。また今公演千秋楽で退団する一輝翔琉にも見せ場が与えられた。

 終演後、鳳月は「まるで我が家に帰ってきたような安心感があります」と第2の故郷ともいうべき同劇場での上演に思わず笑顔。「短い期間ですが、大阪の皆さまに楽しんでいただける舞台を、出演者一同頑張ってまいります」とあいさつしていた。

 大阪公演は10日まで。

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