人々の日常生活に溶け込み、エンターテインメントやテクノロジー、コミュニケーションのトレンドに大きな影響を与えているゲーム。国際マーケティングサービスを手がけるSEEDERSはこのほど、国内の20~59歳の男女1000人を対象に、ゲームに対する意識調査を実施、結果を公表した。
ゲーム歴をみると、男性の38%が「20年以上」と回答したのに対し、女性では21%にとどまった。一方で、「ゲームをしたことがない」と回答した女性は42%に達し、男性の24%を大きく上回った。
毎日ゲームをプレーする割合は男女でほぼ同じで、それぞれ約29%。男性は週に数回プレーする傾向がやや高く(15%)、女性は12.4%だった。男女ともに定期的なゲーム習慣が見られる一方で、わずかな差異がみられた。
週あたりのゲームプレー時間を調査したところ、女性の42%が「2時間未満」と回答し、男性(30%)を上回った。また、「20時間以上」と回答した割合は、男性が10%、女性が6%となり、男性の方が長時間プレーする傾向にある。
金銭的支出においても、男女間で差があった。ゲームに一切お金を使わない人の割合が女性で約67%だったのに対し、男性では53%。さらに、「5000円以上」と回答した割合は、男性が12%、女性が5%となり、男性の方が支出額が高かった。
ゲームジャンルでは、男性はロールプレーイング、アクション、スポーツ、シューティングを好む傾向が女性よりも強い。女性はパズルゲームを好む傾向が顕著だった。日本の成人における基本的なゲーム習慣には、時間や課金額など、性別によるさまざまな違いが存在するといえる。