樹齢850年の〝紫のカーテン〟国指定天然記念物「熊野の長藤」が最盛期 静岡県磐田市

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
見頃を迎えた行興寺の長藤
見頃を迎えた行興寺の長藤

 静岡県磐田市の行興寺で、国の天然記念物に指定されている「熊野(ゆや)の長藤」が見頃を迎えた。鮮やかな〝紫のカーテン〟が、訪れる人の目を楽しませている。

 長藤はマメ科フジ属に属するつる性植物で、4月中旬から5月上旬に長い穂のような花を垂れ下げて咲く、観賞価値の高い花木。

 同寺には17本の長藤が植えられており、総面積は約400坪。中でも「熊野の長藤」は平安時代に植えられ、樹齢は約850年とされる。花の房は1m以上にもなり、美しく咲き誇る姿は荘厳。同県の天然記念物に指定されている長藤も5本ある。

 また、同寺に隣接する豊田熊野記念公園には、面積約1600㎡の藤棚があり、こちらも満開の時期を迎えた。整備された散策路はまるで〝紫の迷路〟。甘い香りを間近で感じながら長藤を楽しめる。見頃は今月下旬まで。開花中は周辺が混雑するため、同市は公共交通機関の利用を呼びかけている。

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