国民民主党の榛葉賀津也幹事長(57)が11日、国会内での定例会見で、物価高や米国の関税措置への対応策として、与党内で国民向けに所得制限を設けない現金給付を検討していることに触れ「給付金とはバラマキでしょ?政府の金じゃないよ。これ、国民の税金だ。集めた税金を給付するなら、最初から取んなって話ですよ。最初から取らなきゃいいんですよ」と批判した。
榛葉氏は「取りすぎた税金を返していく。予算委員会も終わりましたけども、歳出ばっかり見るけど、歳入見たら昨年度から今年度で12兆円増税になっているよ。おかしいね。そして、選挙前になったらなんか、給付金を配るんだってね」と話題を向けた。
さらに「5万だったら小さいから、10万だってきょうの新聞に書いてあったけど…5万で6兆円だよ。10万円なら12兆円だ。(年収)103万円の壁を178万円に上げて、7兆、8兆財源ないって言ってたのに、あるじゃない自民党。できるじゃない。なんで国民民主党が減税やろうって言ったら財源がないって言って、選挙の前に給付金10万円まくことができるって言うんですか。全然178万円の方が、リーズナブルだね」とヤリ玉に挙げた。
榛葉氏は「この後に及んでね、トランプショックを利用して選挙運動みたいなことをやらない方がいいね。ガソリン減税、所得税の減税、(消費減税で)インボイスをなくす」と、減税が最優先だと訴えた。