女優のエリザベス・オルセンにとって、マーベル映画は「個人的な好み」ではなかったそうだ。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)でワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役として、映画「アベンジャーズ」シリーズやスピンオフTVシリーズ「ワンダヴィジョン」に出演したエリザベスだが、現在は同フランチャイズから離れより自分の興味に近いプロジェクトを選ぼうとしているという。
ポッドキャスト「ワイルド・カードwithレイチェル・マーティン」に登場したエリザベスはこう明かす。「自分の個人的な好みにあった作品を常に選択できていたわけじゃない」「仕事で人と出会う際には、映画や文学における自分の好みを表現できると思うし、それを証明したい」「マーベルに何年も時間を費やしてきたことで、私は他の仕事は自分の個人的な趣味を反映したものにしないとって感じている」「あのキャラクターを演じたことを誇りに思っているけど、私の消費する芸術とは異なるの。それが正直なところね」
またMCUの一員になれたことを幸運に思うものの、スーパーヒーロー映画に関して最近変化が見られたとしてエリザベスはこう続ける。「政治や文化を本当に素敵なかたちで反映したギリシャ的スケールの物語だと思ったし、この世界に飛び込むことに誇りを感じていた。それから10年が経って、ホットテイク(やっつけ)の物語のようになった。俳優たちがマーベル映画には絶対に出ないと言おうが言わなかろうがね」
最近、次回の「アベンジャーズ」シリーズ2作には出演しないことを明かしていたエリザベス、現在はSF映画「ジ・アセスメント」に出演中で、マーベルを降り小規模なインディペンデント映画に戻ることができて嬉しいと語っていた。