SMBCコンシューマーファイナンスとネットエイジアがこのほど、20~29歳の男女1000人を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2025」をインターネットリサーチで実施した。20代にとっては、金銭感覚の違いが人間関係に影響を与え、結婚や子育てなどのライフイベントにも大きく関わっていることが明らかとなった。
調査によると、40.1%が「金銭感覚が異なる人とは友達になりたくない」、48.9%が「恋人になりたくない」、56.0%が「夫婦になりたくない」と回答。夫婦になりたくないと回答した人に、同じ金銭感覚でありたいことを問うと「食事」が50.4%と最も高かった。
人生において最も大切にしたいものは「お金(10.0%)」「趣味(9.9%)」「家族(9.5%)」の順だった。男女別にみると、男性は1位「趣味」、2位「お金」、3位「恋人・パートナー」で、女性は「家族」「自分らしさ」「お金」の順となった。
今の生活の豊かさについて、「経済的な豊かさ」で41.5%、「精神的な豊かさ」では54.1%が満足度を示しているが、総合的な満足度は2014年の調査から11ポイント下降して48.4%となっている。
ライフイベントに関して、結婚に前向きになる年収の基準は「700万円以上」、子育てには「800万円以上」、自家用車購入には「600万円以上」、住宅購入には「900万円以上」となった。一方で、25.9%が「年収がどんなに多くても(結婚)したいと思えない」、29.0%が「年収がどんなに多くても(子育て)したいと思えない」と答えている。