ビートルズのドラマーとして活躍したリンゴ・スター(84)の子供たちは、父親からの引退のほのめかしにげんなりしているそうだ。亡き元妻モーリンとの間に息子ザック(59)とジェイソン(57)、娘リー(54)がいるリンゴ。ツアーが終わるたびに子供たちに引退宣言をするも、その後、何かをきっかけにステージに戻る繰り返しだという。
リンゴはピープル誌にこう明かす。「ツアーが終わると、『これで僕は終わりだ』って思うことがあるんだけど、子供たちは全員『ああ、父さん。それを言って10年になるよ』って。向こうもいいかげんうんざりしているよ」「『もう充分やった』って思うと電話がかかってきてね。『もし興味があるならいくつかライブがあるから』って言われて、『わかった。また出発だ』って」
リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドを率いて30年以上に渡って活動しているリンゴは、今年のツアーを前に最初のコンサートについてこう振り返っていた。「当時は電話帳があってね。ミュージシャンに片っ端から電話していた」「テキサスの野原が最初のオープニングライブで素晴らしかった。それ以来続けている。観客の皆が大好きだし、向こうも僕らを愛してくれているのが分かって素晴らしい時間を過ごすのさ」
一方、今年リリースされたスタジオアルバム「ルック・アップ」について、リンゴはこう語ってもいた。「カントリーというジャンルを探求した作品だった。僕らは時々正しく方向転換できるんだ」「本当にうまくいっているし、最近は驚きの連続だ」。