先日、自宅で仕事をしていると「ねぇ、これ見て!全然動かないの!」と困った顔をして妻が声をかけてきた。言われるがままにiPhoneを手に取ってみると、確かに画面は表示されているものの、スワイプはおろかタップにも全く反応しない。
本体側面に配置されたボタンを推してみると反応するので、全く動かないわけではないものの、まともに操作できる状態ではない。アプリの操作はおろか、電話に出ることも困難な状況だ。
ひとまず再起動を試みたものの、通常の手順では画面操作が必要であるためどうにも進まない。電源ボタンと音量ボタンを長押ししても、最後のスワイプができないのだからお手上げである。
このまま充電が切れるまで放置すれば、強制的に再起動できるので「それまで待とうか」とも考えた。ただ充電も結構残っていたため、解決策を調べることになった。
調べ始めると同じ症状に陥った人は多く存在しており、スワイプやタップ不要で再起動する方法もネットに掲載されていた。機種によってその方法は異なるようだが、妻のiPhoneは以下の方法を試してみた。
・音量を上げるボタンを押してすぐに離す。
・音量を下げるボタンを押してすぐに離す。
・電源ボタン(サイドボタン)を長押しする。
書いてある通りの操作を試みたものの、タイミングが合わなかったのか一度では上手くいかない。しかしめげずに数回試してみると、ようやく再起動時に表示されるAppleのロゴ画面を見ることができて、思わずガッツポーズをしてしまった。
では、そもそもなぜこのような操作不能な状態になってしまったのだろうか。iPhoneの画面が反応しなくなる原因は、いくつか考えられる。 アプリのアップデートやOSのバージョンアップの影響や、ストレージ容量のひっ迫、アプリの競合、ハードウェアの故障などさまざまだ。
再起動によってプログラムやデータがリセットされ、ソフトウェアのバグやメモリ不足、アプリの競合などが解消されたのだろう。
この経験を通して、改めて「強制再起動」の重要性を認識した。通常の手順で再起動できない状況でも、この方法を知っていれば焦らずに対処できる。もし、あなたのiPhoneの画面が突然反応しなくなったら、まずは「強制再起動」を試してみてほしい。きっと、状況が改善されるはずだ。