「0800」から始まる番号は出るべきか お客様?営業電話?見分ける便利な方法とは

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たまに筆者の所にかかってくる「0800」から始まる電話番号。お客様からかと思い電話に出ると、必要のない営業電話で迷惑している。この「0800」から始まる電話番号は営業専門の電話番号なのだろうか。そして電話に出る前に、営業電話かそうでないのかを見分ける方法はないのだろうか。

調べてみると、「0800」から始まる電話番号は「0120」から始まる電話番号と同様で、発信者ではなく着信を受けた者が料金を支払う通話料着信課金の電話サービスだということが分かった。そのため折り返し電話を掛けなおしたとしても、通話料はかからない。

企業の営業部門やカスタマーセンターなどで使用されていることが多く、決して迷惑電話というわけではない。ただし個人で利用されることはまずなく、企業や行政などからの連絡であることが大半だ。だが、実際にかかってきた電話に出ると大半が営業電話であり、こちらに何かメリットがあるケースは少ない。

筆者のスマホにもしも「0800」から始まる番号から電話がかかってきた場合は、すぐに出るのではなく、かかってきた番号をネットで検索している。するとその番号を使用している企業や行政の情報が出てくる。電話番号の口コミサイトに評判が書かれていることが多く、内容がネガティブなものであれば電話に出ることも掛け直すこともない。

ただ毎回ネットで電話番号を検索するのも面倒なため、スマホに電話番号検索アプリTrue Software Scandinavia AB社の「Truecaller」をダウンロードして使用してみた。このアプリは、かかってきた電話番号が迷惑電話として登録されていれば、着信時に知らせてくれるサービスだ。

迷惑電話の情報は、3億人を超えるユーザーから収集したリストがベースになっている。無料版では手動で更新する必要があるが、有料版(450円/月)に変更すると自動で更新される。迷惑電話でなかったとしても、電話番号の着信が誰からなのかを調べる機能もあるため、このアプリを使い始めてからWebサイトで番号を調べることはなくなった。

しかしこのアプリでブロックできるのは、迷惑電話として登録されているものだけだ。営業電話は迷惑電話というわけではないので、ブロックされないという欠点もある。それでも、登録されている迷惑電話がかかってこなくなるだけでもストレスは軽減されることは間違いない。

もし「0800」から始まる電話に出て不快な思いをした場合は、スマホの設定で着信拒否をすればよい。そうすれば同じ番号からの着信は拒否される。

このようなアプリが存在するくらい、迷惑電話で困っている人は多いのだろう。もし迷惑電話に困っているのならば、自衛のためにアプリを使用してみるのはどうだろうか。

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