宝塚歌劇元月組トップスター・真琴つばさと初代宙組トップスターの姿月あさとが5日、大阪・関西万博会場内EXPOホール「シャインハット」で会期中に上演する「未来へのOne Step!~世界を結ぶ愛の歌声~」(4月29日~5月1日)の取材会に出席した。
会期前のホールに足を踏み入れた真琴は、「本当に全てが新しくて東京(宝塚劇場)のことを思い出します」と2000年にこけら落とし公演を行った古巣に思いを馳せ感無量の面持ちだった。また今回は万博での上演ということで「海外公演のような気持ちです」と表情を引き締めた。
また姿月の誕生日は1970年3月14日。「万博の開会式の日だったんですよ!私は“万博の子”。その私がまた大阪で開催される万博のステージに立たせてもらえるなんて」と満面の笑みを見せた
今公演は昭和から平成の歴代のトップスター9人、トップ娘役6人をはじめ、宝塚のOGが出演し、これまで万博を開催してきた国や都市を宝塚の名曲にのせて華やかなレビューを上演。万博公演には「タカラヅカEXPO'70」初舞台を踏んだ麻実れいも55年の軌跡をたどる語り部として登場し、1幕ノンストップのショー開催する。
真琴は「私は麻実さんがいたから宝塚に入った」と言えば、姿月も「私が最初に見た舞台も麻実さんでした」とレジェンドとの共演にうっとり。だがすぐさま真琴は「大谷(翔平)選手の言葉を借りて『憧れる気持ちはやめましょう』」と茶目っ気たっぷりに語った。
同公演は東京国際フォーラムで5月17~20日に、大阪・梅田芸術劇場で同25~27日では2幕仕立てで上演する。出演するトップは剣幸、安寿ミラ、一路真輝、麻路さき、真琴、姿月、和央ようか、湖月わたる(麻実は万博のみ)。