弁護士の紀藤正樹氏が26日、自身のX(旧ツイッター)を更新。大阪・関西万博(4月13日開幕)に向けて前売券の販売が伸び悩んでいる中、石破茂首相が懸案事項になっていた「ID登録」がなくても購入可能とする方針を明らかにしたことを受け、自身の見解を綴った。
万博の前売り券は2023年11月から販売を開始したが、売り上げは現時点で目標とする1400万枚の約5割程度と報じられている。石破首相は25日に全国知事会の村井嘉浩会長らと官邸で面会し、大阪・関西万博の入場券に関して当日券を購入できる制度を導入すると正式に表明。さらに、WEBでのチケット購入を簡素化し、ID登録をしなくてもチケット購入を可能にするとした。
石破首相は高齢者などがスマートフォンで手続きをすることが困難という状況を踏まえて「チケットを購入しようとしても難しくて諦めたという人がいると聞いた」と指摘し、「大阪万博世代の方々にも」と呼び掛けた。万博協会はID登録不要の「簡単来場予約チケット」については開幕日からの販売とし、パビリオンの事前予約はできないとしている。
紀藤氏は「今までがおかしかった。」と切り出しつつ、「ただ『簡単来場予約チケット』が開幕日から販売というのは遅すぎるしパビリオンの事前予約不可にも課題がある」との見解を示した。
紀藤氏の投稿に対してXユーザーからは、「火星の石、進化した人間洗濯機、、、じゃないだろう。全く期待できない」と1970年の大阪万博を踏まえた意見や、「スマホはやってて当たり前の時代での発想ね」といった声も見られた。