鳩山元首相、トランプ米大統領に苦言「世界の王気取り」ガザ所有&住民移住発言には「考えてみてほしい」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
鳩山由紀夫元首相
鳩山由紀夫元首相

 鳩山由紀夫元首相が6日、自身のX(旧ツイッター)を更新。トランプ米大統領がパレスチナ自治区ガザを米国が長期的に所有し、住民を同地区以外に再定住させるという発言をしたことに対して「世界の王」気取りと苦言を呈し、故郷から引き離される住民の思いを「考えてみてほしい」と呼び掛けた

 トランプ氏は米ホワイトハウスで現地4日にイスラエルのネタニヤフ首相と会談後、共同記者会見で、米国がパレスチナ自治区ガザを「長期的に所有する」と主張。さらに、倒壊した建物や不発弾を撤去して経済開発を進めるとし、同地区の住民はガザ域外の場所に恒久的に再定住させるべきだと提案した。

 このトランプ発言を受け、鳩山氏は「考えてみてほしい。」と切り出し、「故郷を愛する人が故郷を破壊された。そして故郷の破壊を手伝った人から、故郷は人が住めるような状態でないから、故郷を離れなさいと言われたら。」と問題提起した。

 その上で、鳩山氏は「言うべきことは、破壊の謝罪と、住めるように復興させるから、ではないか。」と指摘し、「トランプさん、ガザを所有するなど世界の王気取りはやめよ。」と米大統領の姿勢を批判した。

 トランプ氏はガザ住民の再定住先候補としてエジプトやヨルダンを挙げる一方、「両国に限らない」とし、受け入れに多くの国が手を挙げていると語っている。

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