紀藤弁護士、「間違い」発信の立花孝志氏に苦言「謝罪だけですむのでしょうか」「公党党首の責務を」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
紀藤正樹弁護士=2017年撮影
紀藤正樹弁護士=2017年撮影

 弁護士の紀藤正樹氏が21日、X(旧ツイッター)を更新。兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発した文書問題を究明する県議会の調査特別委員会(百条委)委員だった竹内英明元県議が18日に死去したことを受け、「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏がSNSや動画投稿サイトなどで発信した内容を兵庫県警に完全否定され、動画で〝謝罪〟したことについて、「公党の党首」としての「責務」を求めた。

 立花氏は竹内氏について「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと発信していたが、兵庫県警の村井紀之本部長が20日の警察常任委員会で「全くの事実無根であり、明白な虚偽がSNSで拡散されていることについては極めて遺憾」と、立花氏のX投稿やYouTubeでの発言を完全否定した。

 それを受け、立花氏はYouTubeチャンネルで「兵庫県警御免なさい。竹内元県議のタイホは私の間違いでした」などと題した動画で「警察の逮捕が近づいていて、それを苦に自ら命を立ったということについては間違いでございました。これについては訂正させていただきます。そして謝罪をさせていただきます」と頭を下げた。

 Xユーザーからは「謝って済むなら警察はいらない」といった批判の声が上がり、タレントで元参議院議員の水道橋博士はXで立花氏の動画謝罪について「謝っていません。完全に開き直っているだけなのです」と指摘した。

 紀藤氏は立花氏の姿勢に対して「単に謝罪だけですむのでしょうか。企業の不祥事と同じ土俵で言えば公党の党首の責務として誤認した過程及びその理由、再発防止策を具体的に公表し謝罪すべき」と苦言を呈した。

 紀藤氏の投稿に対し、フォロワーからは「謝罪は 兵庫県警にです 竹内氏やご遺族に向けて謝罪すると 自分の責任を認めたことになるから しないってことなのでしょうか」「いったい誰があれの謝罪を『うけいれる』のでしょう。単に『謝罪』という言葉をまいただけですね」「これからこうした悲劇が起こらないようにするにはどうしたらよいのか。社会全体で考えるべき時が今だと思ってしまいました」といった意見が続いた。

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