共和党のドナルド・トランプ氏(78)は20日(日本時間21日)、第47代米大統領に就任し、第2次政権をスタートさせた。就任演説では改めて「米国第一」を誓うなど様々な方針を示し、米国の宇宙飛行士を火星に送り込む構想にも触れた。
「米国は再び、自らを成長国家とみなすだろう」「そして、われわれは星を目指す明白な運命を追求し、星条旗を火星に立てるため、米国の宇宙飛行士を送り込む」
就任式に出席した実業家イーロン・マスク氏は、この発言に親指を立て、拍手と笑顔で応じた。マスク氏は米宇宙企業・スペースXのCEOであり、火星への有人飛行を念頭に巨大宇宙船スターシップの開発を進めている。
米航空宇宙局(NASA)は国際月探査「アルテミス計画」を推進中。第1次トランプ政権で始まり、将来の火星探査を見据えた計画でもある。