医学部受験、予備校費用は「総額500万円以上」が4割超え 大多数は「費用が高くても学力向上を重視」

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※画像はイメージです(Paylessimages/stock.adobe.com)
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 医系専門予備校メディカルラボ(河合塾グループ)を運営するキョーイク社はこのほど、予備校に通って医学部に合格した経験がある(もしくは、予備校に通って医学部に合格した経験がある子どもがいる)1020人を対象に、「医学部受験×予備校」に関する調査を実施した。

 調査結果によれば、通った予備校の種類は「一般的な予備校」(66.4%)、「医学部受験専門の予備校」(31.4%)となり、「どちらも」は2.2%だった。

 「医学部受験専門の予備校」もしくは「どちらも」と回答した人のうち、医学部受験専門の予備校で学力の向上を「非常に感じた」という人は45.5%だった。「やや感じた」(43.2%)と回答した人と合わせて、約9割が学力の向上を実感していた。そのメリットでは「早い段階から医学部受験対策ができる」(44.9%)が最多。次いで「医学部受験に特化した授業を受けられる」(43.0%)、「医学部受験に関する情報を得られる」(37.8%)となった。

 続いて、通っていた予備校の授業形式について調査。「完全個別指導」(20.8%)と「少人数指導」(40.2%)で6割を超えたことから、自分に合った学習を希望する人が多いことがうかがえた。

 「完全個別指導」と回答した人のうち、それによって学力の向上を「非常に感じた」という人は48.6%だった。「やや感じた」(43.4%)と回答した人と合わせて、約9割が学力の向上を実感していた。そのメリットでは「個々に合わせたカリキュラムを作成してくれる」(59.0%)が最多。次いで「個々の学習進度や理解度に応じた柔軟な指導をしてくれる」(38.7%)、「1対1なので質問しやすい」(32.6%)が続いた。

 また、「医学部受験専門予備校×完全個別指導」に絞れば、学力の向上を「非常に感じた」「やや感じた」と回答した人はほぼ10割(98.4%)だった。

 続いて、医学部合格までにかかった予備校の費用について調査すると「100~500万円未満」(30.6%)が最多で、「500~1000万円未満」(19.7%)が次点。総額500万円以上が約4割(44.1%)だった。

 医学部合格のためには相応の費用がかかることが分かるが、約8割(82.0%)が「費用が高くても、学力が上がる予備校に通った方がよい」と回答。その理由では「学力が上がり合格できれば、浪人する費用がかからなくなる」(52.9%)が最多。次いで「学力が上がることで奨学金・学費免除を受けられる可能性が高まる」(42.9%)、「学力が上がり合格できれば、その分はやく医者になりキャリアを積める」(41.2%)が続いた。

【調査元】
株式会社キョーイク(https://www.kyo-iku.co.jp/
医系専門予備校メディカルラボ(https://www.medical-labo.com/

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