ドイツ出身の人気俳優マイケル・ファスベンダー(47)が、臨死体験後、ABBAへの理解を深めたことを明かした。スパイドラマ『ザ・エージェンシー』で主演を務めるマイケルは、スウェーデンのポップグループABBAについて、以前はそれほど好きでなかったものの、イビサ島への深夜の船旅で嵐に巻き込まれ、船にしがみつきながら『ダンシング・クイーン』の歌詞の意味をようやく理解したという。
『ザ・トゥナイト・ショーwithジミー・ファロン』でマイケルは語った。「フォルメンテーラ島からイビサ島まで船に乗った時のこと。遅めのランチを食べて、夜に帰ろうとしたら凄い嵐になったんだ。酷い荒れようだった。イビサに戻るメインのボートに向かったんだけど、途中でボートが膨らみ始めた。ボートは沈没してしまった」
「メインボートに乗って出発したら、暴風雨が吹き荒れて皿やらあらゆる物が飛んできた。ボートに僕はしがみついて、そこにABBAが流れていた。僕はその時、ABBAをようやく理解したんだ」
ボートにしがみつき波に乗る真似をしながらマイケルは「『踊っていい/ジャイブしていい/人生を楽しんでいい』ってことさ」と続けた。司会のジミー・ファロンが「ABBAがあればいつも安全だ」と冗談を飛ばすと、「もし今夜死ぬならこのサウンドトラックだ。確実に」とマイケルは答えていた。