クエンティン・タランティーノ監督(61)が、不評の『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』を擁護したことに対し、批判コメントが多いことに苛立ちを表した。10月に同作が公開された際、各方面から批判が集まっていたのに対し、タランティーノは主役のホアキン・フェニックスを「人生で見た中で最高の演技」と称賛していた。
大きく非難されていたタランティーノ監督は、ポッドキャスト番組『ザ・ジョー・ローガン・エクスペリエンス』で話した。「番組に1つ出て、『ジョーカー2』が好きだって言ったら、150本くらいの記事が出てきた。1人が聞いて記事を書いただけで、150本ものぼったくり記事が出てきたんだ」
「そしたらコメントは暴言ばかり。あの映画を好きか嫌いかってだけだろ。僕はあの映画の宣伝をしているわけでもない。何もしていない。僕が見るかなんて、なんで関係がある?『彼は見逃してるところがある』とかいう人がいる。向こうも間違いなく見逃してるところがあるだろうよ。でもそれも僕には関係ない」
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は世界での興行収入が2億600万ドル(約314億円)に留まり、2019年公開の前作による10億ドル(約1520億円)を大きく下回っていた。