婚外子がいるという事実が明らかになった、俳優のチョン・ウソン（51）が、11月29日に行われた「第45回 青龍映画賞」授賞式に出席し、一連の出来事について自らの言葉を伝えた。しかし、その時の会場の雰囲気について、SNS上では違和感を唱える声が、一部で寄せられた。
チョン・ウソンはこの日、映画「ソウルの春」で「最大観客賞」を受賞、ファン・ジョンミンとともに、ステージに上がった。そして「私は今日、『ソウルの春』とともにしてくださった、全ての観客者に感謝し、また私のプライベートな事で、作品に汚点が残らないことを願いながら、この場所に立っている」と言及。続けて「私に愛と期待を送ってくださった全ての方たちに、ご心配と失望を抱かせてしまい、謝罪申し上げる」と伝えた。また「全ての叱責は私が受け止め、抱きしめる。そして父親として、息子に対する責任を最後まで果たす」と、覚悟を口にした。
彼のコメントが終わると、カメラがとらえたのは客席に座る俳優陣だった。そしてその多くが、チョン・ウソンに向けて励ましともとれる歓声と、熱い拍手を送っていた。
この場面を見ていた、一部のネットユーザーは「歓声が面白すぎる、歓声まで送ること？」「彼らの生きている世界は、本当に大衆の目を気にしないんだね」「映画界では、当たり前の出来事だから、世間がまるで古い価値の持ち主みたい」など、否定的な反応を見せたほか「女優のキム・スミさん（今年10月25日に死去、75歳）へ、追悼の言葉もなく、スキャンダルを起こしたチョン・ウソンに歓喜するのが、今の映画界のレベルなのか」という、失望感をあらわにするコメントも散見された。
これに先立ち、モデルのムン・ガビ（35）が11月22日、約2年ぶりに自身のインスタグラムを更新し、子どもが生まれたことを報告。結婚や父親については、言及していなかった。しかしその2日後の24日、韓国メディアのDispatchが「子どもの父親は、チョン・ウソン」と報道。チョン・ウソンは、その事実を認めた上で「息子の生物学的父親であり、法的責任は負うが、結婚はしない」と伝え、議論が巻き起こっていた。
一連のスキャンダルが発生したため、チョン・ウソンの「青龍映画賞」授賞式への出席が不透明になっていたが、直前に参加を発表した。
