鳩山由紀夫元首相が19日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されたペルーで、石破茂首相が中国の習近平主席と初会談したことを受け、中国での報道が韓国の尹錫悦大統領よりはるかに小さいとして、外交においても「前途多難」と指摘した。
鳩山氏は18日深夜に更新したXで「石破首相はペルーで記念撮影に間に合わなかったり、トランプ次期大統領との会談も見送りとなったり散々だが、習近平主席とは会談ができた。」と切り出し、「ただ中国でその扱いは尹大統領との会談は一面トップだが、石破首相との会談はタイの首相などと二面で小さく載った程度だった。石破首相、世界的にも前途多難だ。」と懸念した。
鳩山氏が添付した中国紙には習主席と韓国の尹大統領が握手する写真が一面に大きく掲載されていたが、石破首相はタイのペートンターン首相ら4カ国の首脳の一人として尹大統領よりも扱いは小さかった。
鳩山氏の投稿に対し、フォロワーからは「時空を越えたライバル出現ですな」「鳩山さんも協力してあげて下さい」「大統領と首相の扱いの差なんですかね」「石破首相だけの問題ではないでしょう。日本のGDPの世界経済に占める推移を見れば日本の割合は順調に低下し続け存在感も低下し続けています」といった意見が続いた。
ベルーでの石破首相と習主席との初会談については、ジャーナリストの池上彰氏が18日に放送されたテレビ朝日「ワイド!スクランブル」で、習主席が差し出した右手を石破首相が両手で握っていることに対して「外交関係では向こうが右手ならこっちも右手だけとしなきゃいけない。これは残念でした」と発言していた。