人気ラーメン屋が怒りの投稿「何のための商標登録なんだ」 他店が全く同じ名前で「オリジナル」として販売

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
画像はイメージです(Freedomz/stock.adobe.com)
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 人気ラーメン屋の「元祖スタミナ満点らーめんすず鬼」が16日、公式X(旧ツイッター)アカウントを更新。同社が商標登録済みの「スタミナ満点ソバ」という商品を「オリジナル」として提供するラーメン屋に対して、「何のための商標登録なんだ」と怒りを滲ませた。

 すず鬼は公式アカウントで文書を公開し、「本日、数名のお客様より、あるテレビ番組にて、〇〇と言うらーめん屋がスタ満ソバをあたかもオリジナル商品化のように紹介されていたのですが関係あるのかと連絡を受けました」と切り出した。「スタ満ソバは、当店で商標登録もしてあり、商品として販売することは明らかな商標権侵害に当たります」とし、相手方に対して電話やDMなどで「こちらとしても争う気も面倒なこともするつもりはありませんが、どうか商品名だけは変更して欲しいと丁重にお願いをしてきました」とラーメンの名前の変更を促していたことを明かした。

 相手からはその後もはぐらかされ続け、法的対応を考えていたというが「仮に商標権侵害が認められ、民事裁判で勝訴して賠償金支払い命令が出たとしても先方も法律に詳しそうなのでそれを無視し続け賠償金を払わないと思うので争うだけお金の無駄ではないかとアドバイスを頂きました」と断念。「何のための商標権なんだとは思いますが、今の法律では無理だと感じました」と怒りを滲ませ、「皆様におかれましては該当の〇〇様で提供されているスタ満そばは当店とは一切関係ないものであるということだけ正式にお伝えしたいと思い、このような形を取らせて頂きました」と締めた。Xの文章では「別物のスタ満そばを食べてこれがスタ満ソバなのかと勘違いされるのが1番悔しいです」と記した。

 すず鬼は東京・三鷹に本店を構えるラーメン屋。名前の通りスタミナ満点なラーメンが売りの行列店で、カップ麺化などもされている。「スタミナ満点らーめん スタ満ソバ」という商標は、代表の鈴木信介氏によって2020年に登録されている。

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