日本維新の会が31日、大阪市内の党本部で常任役員会を開いた。27日投開票の衆院選の結果を受けたもので、馬場伸幸代表(59)は冒頭「この選挙をいろいろ解釈というか分析されてますけど、勝ったか負けたかと聞かれれば負け。数が減ったわけですから。議席が減ったわけで、そのことについてはすべて私の責任である」と述べた。
一方で「小選挙区の勝利ということを目標に活動してきた。なかなか大阪兵庫以外の議席をお預かりすることが長年できない状態だった。今回、京都、滋賀、広島、福岡。今まで到底手の届かなかった選挙区で、小選挙区での議席をお預かりすることができた。これは大きな実績といいますか、大きな結果」だと振り返った。
党規約では、衆参院選や統一地方選終了後45日以内に代表選を実施するかどうかを決める。常任役員会後、記者団の取材に応じた馬場氏は「できるだけ早く、代表選をやった方がいい。皆さんが、非常に厳しい情勢を受け止めていただいている。私自身もよくわかっているから、早急に代表選挙をやりたいという思いを述べさせていただいた」とし、代表選実施が常任役員会の総意だとした。
藤田文武幹事長(43)によると、特別党員(同党の国会議員、地方議員など)による電子投票で代表選実施の可否を決めるといい、11月6日にも結論を出すとした。代表選が行われる場合、12月1日実施で調整される。
馬場氏は、代表選が実施された場合、出馬するかどうかを問われ「それは決めていません。代表選挙がやるとなった段階で、自分の動き方については考えたい」と明言を避けた。
また、11月11日に召集される特別国会で行われる首相指名選挙について、馬場氏は「次の代表が私になるかもわかりませんし、新しい代表になるかわかりませんけど、代表が決まるまでは私が代表職を務めるということになる。首班指名では馬場伸幸という名前を書いていただく」と説明。前日11月10日の夜に両院議員総会を開き、正式に決めるとした。