ここは、本当にアマゾンなのか?ー。ブラジルの熱帯雨林は、2年続けて深刻な干ばつに見舞われている。干上がりつつあるプラケクアラ湖では、泥の中でボートを引く漁師の様子がドローンで撮影され、その映像が驚きをもって伝えられた。
地元メディアの報道によると、アマゾンの主要支流の1つであるリオ・ネグロ川の水位は9月25日時点で、約15.5メートルに低下。2023年10月に記録した過去最低の約12.7メートルに近づきつつあるという。
もはや、移動手段である船が通れないほど水位は低下している状況で、地域社会の孤立化が進んでいる。
ある住民は「止まることはできない。決して楽ではない。時にはカヌーから降り、泥の上を押して進まなければならない。魚にかまれるといった危険にも耐えなくてはならない」と、カヌーでの移動が難しくなってきてい現状を明かした。
この地域では、かつてカヌーの移動によって野菜栽培を支えていたという。