熱波にあえぐ町が、突然、”雪国”のような風景となった。メキシコのプエブラ市では現地24日、猛暑が続く中で大粒のひょうに見舞われ、道路は氷で埋め尽くされた。
一部の地域ではひょうは数フィートも積もり、道路は凍り付いた川のようになっている。道路がふさがれ、木が倒れ、一部の住宅に広範囲の被害が出た。
映像では、住民たちは慣れない“氷かき”を余儀なくされ、慌ただしく氷や泥をシャベルでかき集める姿が見られた。ひょうの嵐はメキシコが3度目の熱波に見舞われる中、発生した。
メキシコでは、極端な異常気象が続く。南東部の熱帯雨林では、絶滅危惧種のホエザルが脱水症状などのため、木から落ちて死んでいるのが相次いで発見されて問題となってる。