米実業家のイーロン・マスク氏(53)が、宇宙に進出しなければ人類が滅亡すると警鐘を鳴らしている。スペースX社のCEOであるマスク氏は、小惑星が地球を通過し、文明を消滅させる脅威がかつてないほど迫っているとして、人類の軌道への進出を強く促した。
マスク氏は「近いうちに大きな彗星が地球に衝突し、過去に何度も起こったことの繰り返しで、生命が滅亡するだろう。やがて太陽は海を沸騰させるほどに膨張し、全ての生命を滅ぼす。宇宙文明に行くか、滅びるかの選択だ」と語っている。
今回のマスク氏の厳しい警告の前には、1150フィート(約350.1メートル)の巨大な小惑星が18日に地球の近くを通過。小惑星は地球から100万キロメートル以内に接近しており、専門家らは「潜在的な危険」と判断するのに十分な距離を判断していたところだ。
マスク氏は過去にも小惑星(大きな岩石)の衝突についてSNSで警告を発したことがある。