地球は、小惑星の衝突に関して備えが不十分だという考えが示された。NASA(米航空宇宙局I)と米政府が発表した新たな報告書によると、衝突する14年前に注意が警告されたとしても、人類が危険に対応できる可能性は低いそうだ。
文書には、小惑星の衝突に関する災害管理計画が定義されておらず、隕石の危険を減らすことができる宇宙ミッションを設定する準備も限られていることなどが指摘されている。
さらに今回の報告の一部として、「未知の小惑星」が今から14年後に地球に衝突する確率が72%という仮定のもと、米国内、世界の両方の対応について専門家らは検討しなければいけなかったとした。
「意思決定のプロセスとリスクの許容度」が当局間で十分に理解されていなかったとして、この文書には「小惑星の脅威に関するシナリオにおける宇宙ミッションの意思決定プロセスは不明瞭なままです。そのプロセスは米国内、および世界的にも十分に定義されていません」と記されている。